もうすぐ夏休み！ですね。
夏休みが始まる前に縁起でもない……かもしれませんが、私の夏休みの思い出をば。
ちょっと（かなり？）遡って……私はかなり残念な小学生でありました。
８月の終わり、自分の誕生日である28日に宿題が終わっていないなんてことは、もちのろん。
毎日、「ああ、どうしよう、まだやってない」と気分をおも～～～くしながらとっても悪い目覚めを繰り返しておりました。
やってないにもほどがあり、図工やら読書感想文はなんとかなっても、計算ドリルは……(；´Д｀)
1〜50まである計算ドリル、誕生日の頃にやっとこさ始めても、問題が難しいとか難しくないとかのレベルではなく、もうペンだこが痛くなって……「書く」ことがついていけない＋「飽きる」（←こっちのほうが大きかったか？）のレベルです^^;
……というわけで、9月1日時点で仕上がっているはずもなく。
そんなこんなを毎年繰り返していたんですが、小学校５・６年生の時の担任はそれを見逃してくれるような人ではございませんでした。
１日を過ぎて数日しても「まだ宿題出してない人、これで逃げられると思ったらアカンで」と仰る先生でありまして。
夏休みが終わって新学期が始まる９月１日が本来の〆切ですが、それを守れなかった私を含む数名は毎日、プレッシャーを与えられ……、必死こいて仕上げて数日遅れで読書感想文やら、自由研究やらを提出して「完済」していったのでありました。
が、ちょっと（？）根性の座った私、そのプレッシャーに屈することなく（？？？）いつまで経っても計算ドリルを完成させず^^;
いや、だってね、計算ドリルって、漢字や英単語の練習とかと同じで難しいわけやないけど、面倒くさいやないですか！
とはいえ、まるで『レ・ミゼラブル』でジャン・バルジャンをしつこく追いかけつづけるジャベール警部のごとく、担任の先生は、10月になっても夏休みの宿題のことを忘れてはくれませんでした。
（名指しで私のことを言われたことはありませんでしたけどね）
計算ドリルは面倒くさい。実に面倒くさいけれど、先生は見逃してくれそうにない……。
というわけで、観念して（今頃？！）やろうと思っても、まだ50ページのうちの10数ページまでしか進んでない。
うーん、どうせ先生は中身なんて見ないやろ、と1ページあたり約30問ある計算問題を１つ飛ばし、奇数番号だけ解いていき……、それでも終わらない。
秋が深まる11月になって、さすがに先生がおおっぴらに夏休みの宿題のことを言わなくなっても（クラスの他の人たちも、まだ夏休みの宿題を出していない輩がいるとは夢にも思ってなかったでしょう……）、未だ終わらぬ私。
そう、失敗の女王、そして忘れ物の女王でもある私は、「先延ばしの女王」でもあったのです。
こんな三冠、取ってもうれしくないか？！
まーーーー、これだけ先延ばしにして、しかもジャベール警部（？）に追いかけられている身だったので、秋の三者面談のときが、じーつーに、こわかった！！！
母親にまだ夏休みの宿題を出していないことを言われたらどうしよう！
そう思うと、夜もぐっすり眠れず、毎朝嫌な目覚め……。
だったら、早くしろよ！なんですが、それでもしないのが先延ばしの女王。
なんとか、三者面談の時に母にちくられることはなく、ほっとするも、あのスナイパーのような目をした担任が見逃してくれることはないな、と諦めることを諦めた私。
といいつつ、全ページの奇数問題だけやっていたのをさらに１つ飛ばしにして、奇数ページの奇数問題だけ、という本来やるべき総問題数の1/4だけ解いて提出したのは……、
冬休み明けヽ(^。^)ノ
いやーーーーーーーー、苦しい計算ドリルの宿題でした。
（全問解いてないけどね）
無駄に、心苦しい時間を過ごしてしまった小学生時代の私。
同じような過ちは、高校３年生の時にもやってしまい、「明日やろう、明日やろう」で受験勉強を先延ばししている間に、数学の偏差値は30台に(；´Д｀)
頭ではわかっていても、なかなかできないもんなんですよね（と、言い訳）。
おかげさまで、高校３年生の時に受けた大学６校はすべて不合格。晴れて、駿台予備校京都校の本科生となったのでありました……。
そうやって、「先延ばししたら、あとから苦しい」と身を持って知った私、さすがに浪人時代は、先延ばしせず、とにかくコツコツ、コツコツ。
やっぱり、体験を経てはじめて学ぶもんですな〜。
＊
それから30数年たった今も、ついつい「先延ばし」して現実逃避をしたくなることはてんこ盛りです♪
ただ、あの「痛み」を思い出すと、「イヤやけど、今せえへんかったら後からもっとしんどくなる〜〜〜」とフラッシュバーーーーック。
半泣きになりながらも取り組むようになりました……。
いやーーーー、あの根性あるジャベール警部のような担任の先生に感謝！です(・∀・)
〜先延ばしにする癖のある人は、
人生を漫然と過ごして失敗する〜
アンドリュー・カーネギー
